ローソク足パターンについて書きます。
この記事ではExtended Evening Starを取り上げます。
ポンドドル1時間足チャート
今年の4月15日のポンドドル1時間足チャートです。

1時間足上昇チャネル下ラインをブレイク→リターンムーブからの下落という動きです。
そのリターンムーブでブレイクした元のチャネル下ラインに入ってきたときにShooting Starが発生しています。
その動きを5分足チャートで見ます。
ポンドドル5分足チャート

ブレイクした元の1時間足上昇チャネル下ラインに戻ってきた時に、一度5分足上昇チャネル下ラインをブレイクしましたが、そこからもうひと伸びして再度5分足上昇チャネル下ラインに下からタッチしています。
その時に、Shooting Starが発生しAからBのローソク足6本分の動きがExtended Evening Starになっています。
Evening Star(宵の明星)は反転下落のサインでよく知られています。
Extended Evening Starはいわばその変形版です。Extendedは日本語で拡大、広がった、伸ばしたなどの意味です。
Evening Starは3本のローソク足の組み合わせですが、Extended Evening Starは上図の場合でいえば6本のローソク足の組み合わせです。
見た目は若干違いますが、意味するところは一緒で、要は陽線→shooting star→陰線という一連の流れを重視しているという事です。
さらに、よく見ると、Aの陽線でラインを上にブレイクしたもののBの陰線でラインを逆に下にブレイクしている事や、AとBの足2本だけみれば弱気のはらみ線になっている事がわかると思います。
サインは反転下落ですので、エントリーはショート、タイミングはBの陰線確定がベストだと思います。
ローソク足パターンの本やネット上の画像はたくさんありますが、実際のチャートで全くその通りのローソク足の組み合わせではない事はよくあります。というか、その方が多いかもしれません。
なので、パターンを丸暗記するのではなく、その組み合わせの持つ意味をよく考えた方がいいと思います。
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