トレードスタイルについて(FX初心者の方へ その21)

FX、株取引など、相場に参加するために取り引き手法を開発しようとする時、まず考えなければいけないのが「自分はどういうトレードスタイルで取引するのか」です。

トレードスタイルは、1回の取引にかける時間の長さをどれくらいにするか、つまり注文(エントリー)を出してから、決済(クローズ)するまでの時間の長さで分類されます。

なので、取引する際に見るチャートの時間軸が変わってくるため、デモ口座での練習や検証ソフトを使うにあたり、1番最初にこのトレードスタイルを決める必要があるのです。

トレードスタイルの種類

トレードスタイルは、その1回の取引にかける時間の長さに応じて、大きく分けて下記の3つに分類されます。

  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード

それぞれのトレードスタイルについて説明します。

スキャルピング

スキャルピングとは日本語でいうと「薄く皮を剥ぐ」という意味です。
非常に短時間、数秒から数分の間の価格変動を狙って何回か売買を繰り返す、超短期売買です。
利確幅も損切幅も非常に小さく、何回もの取引をしてその合計で利益を出すやり方です。

ティック、または1分足チャートでエントリータイミングを計ります。

利点としては損切幅が小さいという事と相場に留まる時間が短いのでリスクが小さいというところです。
取引時間も超短期なので時間がない方にも可能なトレードスタイルです。

欠点は取引している間、ずっとチャートに張り付いていなければなりません。1分単位のチャートの動きも見逃せないため、取引している間は神経も張り詰めます。
さらに、FX取引会社もスキャルピングを嫌う会社があります。
理由としてはトレードをカバーしきれない、取引システムに負担がかかるなどです。

デイトレード

上記3つのトレードスタイルの中では最もポピュラーなスタイルです。
注文(エントリー)から決済(クローズ)までを1日の内に終える売買方法です。

使うチャートは5分足から1時間足チャートで、日足や4時間足はその時の方向性を見極めるために確認で使うイメージです。

利点としては数時間から少なくとも半日の間に勝負がつき、そこそこの値幅も狙えるというところです。損切幅も比較的短時間のチャートを使用する為に小さく押さえる事ができると思います。

デイトレードの取引例をあげますと、1日1回のトレードを行うとします。それを1か月間で10回繰り返し、勝敗が5勝5敗で、1回のトレードの利益幅は平均50pips、損失幅が平均25pipsだったとするならば、1か月間の利益は125pipsという事になります。

欠点としては、逆にそこそこの値幅しか狙えないという事です。
1日の内の価格変動で最高値から最安値の幅はよくあっても150pips前後くらいです。
しかも、この数字は1日の価格変動の天底のものなので、過去のリーマンショックの時のような異常事態の中でならまだしも、通常時ならそこまでの数字は望めません。

上記の取引例にも書いた通り、スキャルピング程ではありませんが、何回か取引を重ねる事によって利益を1か月単位くらいで出す方法です。

スイングトレード

1回の取引に費やす時間が数日から数週間くらいのトレードスタイルです。

週足チャートや月足チャートを意識して4時間足、日足チャートをメインに取引を行う方法です。

利点としては、利幅が大きいところです。
デイトレードのように1か月何回かのトレードを行い、やっと100pipsから200pipsの利益を生み出すのに対して、1回のトレードでそれ以上の利益が見込めます。
うまくすれば、1か月たった1回のトレードでかなりの利益を出す事も可能です。

欠点は、時間がかかる事です。
結果が出るまでに相当の時間がかかり、リスクにさらされる期間も自動的に長くなります。

あとは損切幅がかなり大きくなります。
たとえば、5分足チャートのローソク足1本の値幅が数pipsくらいなのに対して、4時間足チャートなら数十pipsくらいあるので、自分がエントリーした位置からサポート、あるいはレジスタンスラインまでかなり距離があるという事になります。

どのトレードスタイルを選ぶのがベストか

この3つのトレードスタイルの内、自分がどのスタイルを使用するのかは、一番は性格だと思います。
コツコツ利益を積み上げるタイプか、1回の取引でドカンと利益を出す一発勝負を好むのか、です。

次に大事なのは損切幅をどのくらいにするのか、という事です。先述した通り、スイングトレードは損切幅がかなり大きくなります。という事はもしも1回のトレードが失敗した場合、損失もそれなりの額になるという事です。
逆にスキャルピングならば1回の損失幅は数pipsです。何回か取引を失敗してもさほど資金の減少はありません。

ちなみに私のトレードスタイルはデイからスイングの間です。その日のうちに決済する事もありますし、長ければ3日くらいポジションを持つ事もあります。

すべての場面において万能なスタイルは存在しません。
何かしらの利点も欠点もあります。
ただ、個人的に難易度が一番高いのはスキャルピングだと思います。

自分の性格と資金の事を念頭に置き、最もフィットするスタイルを選んでください。
そして、自分のトレードスタイルが決まったら、チャート検証、あるいはデモ取引を行い優位性のある取引手法を開発してください。

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