三角持ち合いについて(FX初心者の方へ その20)

チャートには視覚的に訴えるいろいろなパターンがあります。
今回は、そのチャートパターンの1つである三角持ち合いについて説明します。

三角持ち合いとは


先週の豪ドルスト4時間足チャートです。

上図チャートの1から4までのポイントで形成されているのが三角持ち合いパターンです。
上値が1から3へと切り下がり、下値が2から4へと切り上がっています。

これはロング勢とショート勢の力が接近してきていて、壮絶な
殴り合い
が起きているという事です。

下落に賭けるショート勢は上値をどんどん切り下げようとします。それに対して上昇に賭けるロング勢は下値を切り上げていきます。

そして、その殴り合いに勝った側の方向にチャートが爆発的に動く前触れなのです。
ですので、そのチャートが動いた方向にうまくついていけば利益が得られるチャンスという事です。

実際に、この後どうなったか、そしてエントリーするならば具体的にはどのタイミングでするのがいいのか、という事を説明します。

上図の4時間足チャートの三角持ち合いを1時間足チャートで見てみます。

1時間足チャートで見ますと、三角持ち合いを上にブレイクしています。
そして、そのブレイクする際に、ローソク足で8本程もみ合いになっているのがわかります。

そのもみ合い部分を抜ける大きな陽線ができています。Aの足ですね。
この足を見てどう思うでしょうか?
「あ!ブレイクした!ろぉおおーんぐ!」

と思ってエントリーするのは、
お勧めしません。
エントリー自体は三角持ち合いを上抜けしているのでロングはロングなのですが。
考えられる理由は、もう少し後で説明します。

少しチャートを進めてみましょう。

 

戻ってくるんですよ、、、。
なぜ、戻ってくるか?
これについては私の考えた結論を後述します。

とにかくAの足確定でロングエントリーしたならば、絶望しますよね、、、。

さらにチャートを進めてみます。

上図の「ラインをブレイクする時にもみ合った部分」のところのローソク足実体上先端ラインまで戻ってきて、Bの部分で下ひげをもつローソク足ができています。

これはどういう事かといいますと、下からラインめがけてローソク足が上昇していますので、ラインに到達したら、ショート勢が売りをしかけてきます。
これに対して、ロング勢はラインを上にブレイクさせようと攻勢をかけます。
その攻防の痕跡が上図中の「ラインをブレイクする時にもみ合った部分」なのです。

具体的にはもみ合った部分のローソク足実体上先端がショート勢のショートライン、ローソク足実体下先端がロング勢のロングラインという事になります。

そして、チャート分析の定石として、
レジスタンスラインが抜かれたら、そのラインはサポートラインに変化します。
サポートラインが抜かれたら、そのラインはレジスタンスラインに変化します。

なので、上図の場合は、三角持ち合いを上にブレイクする際に、ショート勢が売りをしかけたポイントまで戻ってきたので、そのラインがブレイクする前のレジスタンスラインからサポートラインに変化し、下ひげを持つローソク足が発生したという事なのです。

これでサポートラインがはっきりしました。

トレードの基本は、サポート(支持線)で買い、レジスタンス(抵抗線)で売る、です。
なので、このラインを頼りに買い(ロング)注文を出す準備をします。

15分足チャートです。

15分足チャートで上昇平行チャネルができています。チャネル上ラインはレジスタンスラインです。下ラインはサポートラインです。

この場合はロングなので、サポートラインに到達した時点がエントリーチャンスになります。
上図の場合でいえば、赤い線にローソク足が到達したところがロングエントリーポイントです。
で、さらに突き詰めて言うと、私は赤い線に到達してから必ず反発する事、つまり陽線が1本確定してからエントリーします。

そのまま落ちていく事もよくある話なので。

あと、先述した1時間足のAの陽線ができた後、なぜそのまま上昇せずに戻ってきたか、を説明しますと、15分足チャートをみればわかるのですが、15分足チャートの上昇平行チャネル上ラインを少し超えています。
この平行チャネル上ラインはレジスタンスラインなので売りが入りやすいポイントです。
なので、下落したと考えられます。
Bポイントも15分足平行チャネルの中央線付近なので、売り買いの勢力が拮抗するポイントです。
チャートを見るともみ合っている事がわかるかと思います。

なので、やはりサポートラインまで到達するのを待ち、なおかつ1本でも反転を示すローソク足が確定するのを待ってからエントリーする事がベストだと思います。

ここで大事な事は、たとえば1時間足チャートを見ていて、買い(売り)注文を出すローソク足が発生したら、即注文を出すのは避けた方がいいですよ、という事です。

なぜなら、売買注文を出す人間は、1時間足チャートを見ている人だけとは限らないからです。
1時間足チャートを見ている人も大勢いれば15分足チャートを見ている人も大勢います。

異なる時間帯のチャートを見て総合的に注文を出すタイミングを掴む方が成功する確率は高いです。

その結果の1時間足チャートです。

大体100pips前後利益が出た結果となっています。
ちなみに私は仕事中だったので、もちろん1銭も儲かっていません。

これまで長々と説明してきましたが、三角持ち合いは必ずこうなるというものではありません。
あくまで1例ととらえてください。

上にブレイクしたからといって即反転し下落する事もよくありますし、ブレイク後、戻りが発生せずに急騰する事もあります。
戻りが発生しても今回のようにもみ合った部分の先端ではなく、ブレイクしたラインまで戻り上昇する事もあります。

もちろん、そのブレイクした時点での上位足のトレンド方向を確認する事は必須です。

いろいろなチャートを見て、三角持ち合いができたなら、どういう風に動く確率が高いかをよく検証してください。

そして、自分に合った利益が出る確率の高いエントリー方法を身につけてください。

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