デモ口座でトレードの練習を積み、少なくとも1か月単位での利益が出る手法を確立できたなら、いよいよ実際に自己資金を投入してのFX取引を開始してもいいと思います。
もちろん「まだ自信がないよ」という人は、絶対に相場に参加すべきではありません。
口座を開設するにあたり、重要なのはどのFX取引会社を選ぶか、という事です。
この記事ではFX取引会社を選ぶ際の注意点と、おすすめのFX取引会社を紹介します。
FX会社を選ぶ際の注意点
FX取引会社を選ぶ際の注意点としては、以下の3つが挙げられます。
- 金融商品取引法に基づく登録を受けているかどうか
- 自己資本規制比率
- 信託保全
金融商品取引法に基づく登録を受けているかどうか
FX取引業、つまり金融商品取引業は、金融商品取引法に基づく登録を受けた会社でなければ行うことができないとなっています。
そのFX取引会社のホームページを見れば、その会社の会社概要も見れるので、金融庁の登録番号を見て、金融庁のホームページでそのFX会社が登録されているかどうか確かめておきましょう。
金融庁ホームページの「外国為替証拠金取引について」というページ内の「II 取引に対する注意」に登録業者のPDFファイルへのリンクがありますので、そのPDFファイルを開くと8ページ目くらいからFX取引会社の名前がずらっと出てきます。
自己資本規制比率
FX取引会社のホームーページに、その会社の開示情報がのっていますので、自己資本規制比率(その会社の財務が健全かどうかを見る指標)が何パーセントかを見ておきましょう。
金融商品取引法において金融商品取引業者はこの自己資本規制比率が120パーセントを下回ってはならない事が定められています。
信託保全
信託保全とは、FX取引会社が顧客から預かった証拠金を信託銀行に信託することで、FX会社が破産や倒産しても、信託保全されている資産の範囲内で、顧客に返還するシステムです。
この信託保全はFX取引会社に義務付けられていますので、この事もFX取引会社のホームページで確認してください。
おすすめのFX取引会社はどこ?
FX取引会社を選ぶ際に重要になるのは以下の3つだと思います。
- 売買注文を出してから、その注文レートがほぼ滑らずに早く約定する
- 設定した逆指値にレートが達した場合、滑らずに約定する
- スプレッドがそこそこ狭く、変動幅が小さい
売買注文を出してから、その注文レートがほぼ滑らずに早く約定する
これは本当に大事です。一番大事なのではないでしょうか。
いくらスプレッドが狭かろうが、注文したレートから自分の不利な方に滑って約定するのでは何の意味もありません。
特にデイトレやスキャルなどストップがきつめのトレードにおいて、これは重要です。
私はFXを始めた頃、いくつかの取引会社に口座を持ち実際に取引してみましたが、口コミがいいにも関わらず、約定まで遅い、レートが滑る、といった会社がありました。
設定した逆指値にレートが達した場合、滑らずに約定する
これも大事です。
トレードにおいて損切は命です。
その損切ラインである逆指値が滑って約定するようでは話になりません。
精神面でも損切額が自分の想定より大きくなるのでよくないと思います。
これもいろんな会社を使いましたが、結構滑って約定する会社がありました。
スプレッドがそこそこ狭い
これは、今ほとんどの取引会社がスプレッドが狭い事を宣伝文句にしていますし、上記の2つが守られている会社なら大丈夫だと思いますが、スプレッドがそこそこ狭い事は、やはり重要です。
さらにこのスプレッドは変動します。当然小さい方がリスクが小さいので、それに越した事はないと思います。
私のおすすめするFX取引会社は?
外為オンラインです。
これは実際に使ってみての私の感想です。
最近の低スプレッド時代で米ドル円が1銭は他の会社に見劣りしますが、0.1銭だろうが1銭だろうが実際にトレードする上で変わりません。
スキャルピングするなら別ですが、デイトレやスイングで、このスプレッド差は考える必要がないと思います。
それよりも上記に書いた通り、注文がほとんど滑らずに約定するかどうか、逆指値がきっちり約定するかどうかの方が重要だと思います。
私は、外為オンラインを使っていて、この点で困った事がありません。
ですので、私はおすすめするFX取引会社は外為オンラインです。
短所も書いておきます。
短所としましては、サポートが24時間体制でない、という事です。
ホームページによりますと、電話サポート受付時間は平日午前9時から午後5時までとなっています。
サポートが24時間体制の方がいいという方は向いていないと思います。
いずれにせよ、自分の目で確かめる事ほど確実なものはないと思います。
FX取引会社の口座開設はほとんどのところが無料ですので、これは、と思う会社があれば、実際に口座開設をして確かめた上で使う事をおすすめします。
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