鷲巣麻雀(わしずマージャン)

鷲巣麻雀。
「アカギ ~闇に降り立った天才~(福本伸行著)」という麻雀漫画に出てくる麻雀の名称です。

使用する全麻雀牌の4分の3が相手から透けて見えるガラス製の牌という特殊な麻雀です。
4人打ちですが、この漫画の主人公であるアカギと、そのライバルである鷲巣の間に点棒のやり取りがあった時、アカギは自身の血、鷲頭は何億という金を相手に支払わなければならないという異様なルールです。

つまり鷲巣麻雀とは自分の破滅を賭けて戦う麻雀なのです。

この漫画を読んでいると、取引手法、資金管理、メンタル、すべて中途半端なままFX取引を行っていた時の事を思い出します。

主人公であるアカギが何事にも浸食されない鉄の意志を持ち、天才的な打ち回しをするのに対し、ライバルの鷲巣は人間が恐怖に支配された時、こういう行動を取るという見本のような打ち方をするのです。

鷲巣は自分の全財産をこの鷲巣麻雀に賭けています。
そして最初は尽きる事のないと思われていた自分の財産がじわじわと溶けていき、さらに自身の破滅がちらちらと見え隠れしだし、この勝負で自分がすべてを失うかもしれない、その命さえも、という状態になった時、錯乱状態になり自分の麻雀が全くできなくなります。

この時の鷲巣の精神状態が、上記の何もかもいいかげんな状態で相場に参加していた自分の精神状態と本当によく似ているのです。

ロングすればショートになりそうな気がし、ショートすればロングになりそうな気がする。
少し損が出ただけで自暴自棄になり、自分が設定した損切ラインにも届いていないのにも関わらず損切してみたり、逆に損益が膨らみ完全に自分のポジションと逆の方向に相場が動いているにも関わらず、意地になってそのポジションを持ち続け、結局大損をしてしまう。
利益が乗り出しても、今のこの動きがもうすぐ反転するのではないか、という不安に駆られ、まだ伸びるはずのポジションをわずかな利益でクローズする。

まあ、私の横で第三者が見ていたら滑稽で大笑いする事間違い無しです。

それくらい、恐怖にとらわれた人間の行動というのは常軌を逸したものだという事です。

FX取引において、大事なものは第一に優位性のある手法、次に綿密に練られた資金管理計画を元にその手法を行う鉄の意志です。

この「アカギ」という漫画は、この2つの大事なものを持たずに相場に参加すると、人間はこうなりますよ、という事を本当にわかりやすく教えてくれる漫画だと思います。

FXに限らず、相場の世界にこれから飛び込もうという人にぜひ読んでもらいたい作品です。


アカギ-闇に降り立った天才 8

鷲巣麻雀の話は第8巻から始まります。話がめちゃくちゃ長く何冊にもわたるので、安価なkindle版がおすすめです。

もちろん、第1巻から読んでも本当に面白い漫画なので、最初から読むのがいいとは思います。
お暇な時にぜひどうぞ。


この記事のアイキャッチ画像はgimyzrさんによる写真ACからの画像です。
ありがたく使わせていただきます。

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