FXチャートの読み方 vol.5(FX初心者の方へ その11)

この記事では、移動平均線の話をします。

株式相場や為替相場、その他の金融商品のチャート分析に使われる最もポピュラーなツールがこの移動平均線です。

下の図は、ユーロドル4時間足チャートです。

チャートの中で、赤色の線と緑色の線があります。
これは、どちらも移動平均線です。

移動平均線は、その日を含めた過去何日間かの平均値を折れ線グラフ化したものです。
「その日を含めた過去何日間」の過去何日間が5日間なら、パラメーターが5の移動平均線、過去何日間が20日間ならパラメーターが20の移動平均線です。

よく使われるパラメーターとして、5、20、25、50、100などがあります。

移動平均線には種類があり、単純移動平均線や指数平滑移動平均線などがあります。
上図のチャートの移動平均線は指数平滑移動平均線で、Exponential Moving Average、略してEMAと呼ばれています。
ちなみに、単純移動平均線は略称SMAです。

この移動平均線をチャート分析の何に生かすかというと、トレンドラインと同じくサポートライン(支持線)、あるいはレジスタンスライン(抵抗線)として見るという事です。

上図のユーロドル4時間足チャートで、上昇トレンド相場の枠内では赤色の線、つまり5EMAをサポートとしてローソク足が上昇しているのがわかると思います。
また、下降トレンド相場の枠内では20EMAをレジスタンスラインとしてローソク足が下降しているのがわかると思います。

つまり、上昇相場においてローソク足がEMAをサポートとして上昇しているならば、そのサポートとなっているEMAにタッチしたところが買い注文を出すポイント、下降相場ならレジスタンスとしてEMAにタッチしたところが売り注文を出すポイントとなります。

ただし、この移動平均線の大きな問題はトレンド相場でのみしか機能しないというところです。
上図のユーロドル4時間足チャートのレンジ相場の枠内では全くサポートとしてもレジスタンスとしても機能していない事がわかると思います。

そして、移動平均線をチャート分析に使うなら、一番大事な事なのですが、よく単純移動平均線を使えばいいのか、指数平滑移動平均線を使えばいいのか、そしてパラメータは20がいいのか25がいいのか、といった話が出ると思います。

答えは、「どれでも同じ」です。

これは、私の考えなので、参考程度にしてほしいのですが、移動平均線を使う上で重要な事は、同じパラメーターの同じ種類の移動平均線を使い続ける事です。

20EMAがいいならば、ずっと20EMAを使い続けるのです。25SMAがいいなら、ずっと25SMAを使い続けるのです。

そこで悩む必要はありません。
そこで悩んで泥沼にハマる人がたくさんいます。私もそうでしたが。

たとえば、「2本平均線を使う、そしてその平均線は5EMAと20EMA!」と決めたならば、その組み合わせだけで十分戦えますので。

トレンドラインの説明時にも書きましたが、常に機能し続けるチャート分析ツールなどありません。
ある時は、その移動平均線が見事にサポートとなりレジスタンスとなっていたのが、別の時では、微妙にズレているように見えるのが普通です。

利益を出す時にきっちり利益を出せれば、損失もきっちり出るのが当たり前なのです。
何度もいいますが、トータルで利益が出ればそれでいいのです。

一度、「使う移動平均線はこれとこれ!」と決めたら、そこは動かさずにいろいろなチャートを数多く見て、ローソク足がその移動平均線に対してどういう動きをするかを検証してください。
そうすれば、答えは必ず見えてきます。

次回、「FXチャートの読み方 vol.6(FX初心者の方へ その12)」ではチャートソフトについて説明します。

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